ちょっといい話

いつまでたっても出社してこない社員たち。在宅勤務表でわかる彼らの本音。

1.二極化する出社する社員と出社しない社員

この記事を書いているのが、2020年の9月下旬の四連休の終わりの頃。今年の2月ごろから感染症が広まって早くも半年以上が過ぎようとしています。その間に、在宅勤務とか休業など働き方や、事業縮小や倒産やリストラ、国の首相の交代など、大きな社会の変化がおきています。

みなさんも、そういった変化の中で仕事をしていると、心や体や考え方の変化も、起こってくるように思います。

先日、会社の管理職の人が、教えてくれたのですが、東京や大都市の会社の本社では、まだ在宅勤務やリモートワークをやっている企業や会社が多いそうです。

7月とか8月とか9月の、社員のメンバーの1か月分の、在宅勤務表を作成すると、とても面白いことが、わかるそうです。

何かというと、例えば社員のAさんは、一週間のうちに3日とか4日、会社に出社して、仕事をするそうです。

かたや社員のBさんは、会社に出社したとしても、1週間に1日あるかないか、放っておけば、1か月に1日とか2日とか、大きな会議のある時にしか、会社に出社してこないそうです。

今、来月の在宅勤務シートを作成しているそうですが、社員やメンバーの出社と在宅の傾向が、おおきく二派にわかれてきているそうです。

半分は、感染症が始まる前のように、ほぼ毎日、会社に出社するようになった社員たち。

そしてもう半分は、まだ感染症が真っただ中のように、1か月に1日しか出社してこない社員たち。

管理職は、以下のように、いいます。

そもそも、会社には在宅「勤務」と勤務の形態は存在しなくて、あるのは在宅「作業」だけだ、といいます。

在宅で作業する場合は、ケガや病気など、やむおえない事情がある時だけ許されている、勤務の形態とのことです。

感染症の拡大を、たてにして、会社にいきたくないなあ、とか、出勤したくないなあ、とか思っている社員が、とても多くなってきていると、いいます。

今年の、感染症の拡大は、社員の働き方に、大きな影響を与えた(というより社員の都合のいい働き方を許した)大きな出来事と、いえるかもしれません。

2.画面とコミュニケーションするだけが毎日の仕事

感染症が大きく問題となり始めた、今年(2020年)の2月から9月の、約半年間にわたって、在宅勤務やリモートワークを経験された方は、かなりの数にのぼると思います。

そういった中で、在宅で勤務をやっていて、以下のようなことを、感じた方は、いらっしゃいませんか。

以下に記述する内容に、5つ以上の心当たりがあったりする方は、ひょっとしたら、最初に説明した、会社に「出社しない(したくない)」組に、分類される社員かもしれないです。

(1)この半年間、会社の始業時に一度も「遅刻」しなかった。

(2)この半年間、つんどくで本棚に「積(つん)読」していた、小説を読む時間ができた。

(3)この半年間、天気予報をみて、明日が「晴れ」か「雨」か、気にしなくなった。

(4)この半年間、在宅勤務中に、ずっと「テレビ」をつけていて、地デジやBSやCSを見まくっていた。

(5)この半年間、「Yシャツ」をそれほど洗濯していない。

(6)この半年間、「短パン」ばかりで過ごしていた。

(7)この半年間、YouTubeの「ホリえもんちゃんねる」で、かなり経済の勉強ができた。

(8)この半年間、眠たくなったら、いつでも「ねどこ」や「ベット」で、昼寝できた。

(9)この半年間、テレビ会議の時、自分はまったく「カメラ」を使わなかった。

(10)この半年間、ときどき会社に出社するとき「定期」や「スマホ」を、忘れて出勤してしまう。

(11)この半年間、会社の売上の数字が減ってきていることよりも、東京都の「感染者数」の数字のほうが気になる。

(12)この半年間、毎朝上司にメールで送る日報がずっと同じ内容の「コピペ」になってきている。

(13)この半年間、出費が減った。

(14)この半年間、体重が増えるとかお腹が出てきた。

(15)この半年間、在宅勤務の一日で、メールや電話など、全く「何もしなかった」日がある。

(16)この半年間、「早朝(午前5時ごろ)」とか「深夜(午前1時ごろ)」に社内メールを受発信したことがある。

(17)この半年間、ディスプレイ画面や新聞の文字が「ぼやけて」見えるようになってきた。

(18)この半年間、出社したら、ひょっとしたら自分の机が無いかもしれないと「不安」を感じた。

以上です。

いかがでしょうか。あなたは、ひょっとしたら、この半年間、ほとんど仕事をしていない「かも」しれないです。

 

3.本社や本部に不満を感じている支店や工場の社員達

調査や統計によれば、在宅で勤務を希望している社員は、かなり多いようです。

とはいえ、同じ会社の社員でも、本社や本部のスタッフ社員は、在宅勤務できるかもしれませんが、地方や全国にある支店や事務所、工場の社員や作業員さんのみなさんは、在宅勤務をやりたくても、出来ない状況があります。

そういう首都圏とか大都市のみなさん以外の、地方で働く社員のみなさんは、本社や本部のスタッフのみなさんの、在宅勤務の仕事の仕方に、疑問を持っている方も、多いと言われています。

実際、会社や企業も、新しく、在宅の勤務形態を、作るとか、本社や支社の移転、縮小移転、サテライト・オフィスを採用しようとしているところが多いようで、下期10月(3月末決算)とか、来年度4月のタイミングで、就業規則や雇用契約を変更するように、労働組合との協議も、始まっています。

とはいえ、上記のチェックリストをやってみて、感染症が広まったこの半年間の間、自分は、あまり仕事をしていないなあ、とか、感じているのでしたら、会社の勤務の形態が変化して、働き方改革が進むと、多くの場合、仕事の質や量が変化して、勤務時間が少なくなるとか、権限とか責任の度合いが小さくなるとか、そういう変化が起こってくるように思います。

もし、従来までの、あなたの仕事の量や質が、縮小したら、すくなくとも、ご自身の給料が少なくなるでしょうし、昇進や昇格が無くなっていくでしょう。

あなたが独身でしたら、まだいいかもしれませんが、あなたに、お子様や高齢者のご家族がいらっしゃるとか、ご自宅のローンがあるとか、そういった、あなたをたよりにしている人達も多いでしょう。

そんなときに、キャリアアップに、不安があったら、安定した収入を得ながら生活していくことができなくなってしまいます。

これを、働き方改革の、メリットなのか、デメリットなのか、どちらなのか、よく考えながら、ご自身のキャリアアップ(仕事をとおしてご自身を成長させていくこと)を、かんがえていく必要があるといえます。

4.無くなるたばこ部屋やロッカールームの会話

会社に集まって、仕事をする良いところは、情報の共有や収取の労力がかからなくて、容易だといわれています。

会社のたばこ部屋に、会社の幹部のみなさんがあつまって、お互いの情報交換をしています。

そこで話されている何気ない情報が、厳密にセキュリティを守らないといけない情報とか、事前に漏れてしまってはいけない情報だったりします。たばこ部屋でやり取りした内容が、本当に、会社の体制や運営に反映されるということは、ベテランのみなさんは、もう気が付いていることでしょう。

給湯室や洗面所、ロッカールームで、社員のみんさんが交換している情報も、会社を揺るがすような内容が、なにげなくやりとりされていることが、多いと言われています。特に、幹部や部下の人間関係とか、コンプライアンスや、簡単に表面に出てきて、明るみに出なくて秘密にしたいような内容が、多いようです。

とはいえ、上記のような情報共有の場所が提供されているところが、会社や事務所のフロアーには存在します。

ある意味、そういうものが、在宅勤務をすることで、無くなってしまうことになったら、私たちは、貴重な情報源の収集場を、失ってしまって、場合にによっては、会社で発生していることを何もしらなかったとか、孤立してしまったりするとか、そういう状況が、発生するかもしれません。

在宅勤務が長いと、出社した時に、自分の机とか、ポジションがあるのかとか、心配になる気持ち、わからないでもないですね。

5.AIに取り替えることができない運輸や建設、宿泊、飲食

膨大なデータが蓄積されて、AIが活用されるようになっても、人手のかかる作業は、残るといわれています。

物を運ぶ運輸業とか、おもてなしの宿泊とか、手作りの飲食とか、そういうものは、自動化よりは、アナログな作業が、残る作業だといわれています。

とはいえ、自動化される作業でも、アナログな作業でも、それをコントロールし、管理し、その作業自体が、お客様の要求に合っていて、お金をもらえる品質にあるかどうかを、判断するのは、人間です。

結局のところ、人の仕事の評価をするのは、人間の管理職であることには、違いはないように、思います。

仕事の評価のやり方も、時代を経るごとに変化するようになってきて、年功序列の時代から、グローバルで評価を統一する方法に代わってきました。

これからは、在宅勤務のように、相手の行動が身近で目に見えないところで、仕事の評価をしないといけなくなってきているために、達成された成果物だけで、仕事の出来栄えを評価する、ジョブ型雇用に移行するのではないかと、いわれています。

今後、どのような仕事の評価の制度がうまれてくるかどうか、わかりませんが、変わらないことは、自分で目標をたてて、その目標を狙って仕事に邁進して、成果を出す、ということです。

上記を、今ふうのジョブ型成果に、置き換えすると、ご自身で仕事の目標やテーマを設定して、モチベーションを落とすことなくそのテーマを達成するべく行動(仕事)して、完成したものや終了した手続きを、会社に提出して、それを評価してもらう。そういった作業になるでしょう。

ですから、やはりいつの時代も、会社に貢献するような、目標設定をすることが、社員や従業員には、求められているということです。

6.自分自身に対する働き方改革が必要なフェーズに突入

今、会社の作業を、自宅でやってもいいよと、言われても、自宅には、会社の印鑑もないし、顧客から送付されてくる発注書を受け取りファクシミリもないし、紙で郵送していた請求書を、PDFに変換するための、多機能コピー機もないし、こういうところで、今まで、全てオフィスでやっていた機器や機能を、在宅ワークで、社員ご自身の、ご自宅でやれ、なんて、ほとんど無理な、話です。

ハンコや捺印は、おそかれ、はやかれ、無くなるかもしれないです。

しかし、お取り先のお客様から、ネット送信されてくる、発注書が、ほんとうに、正規の担当者から、送られてきたものなのかとか、ご自身の会社から、ネットで発送した請求書が、ほんとうに、あなたとか、お客様ご本人から発送されているものか、それを判断する方法が必要です(個人の場合はマイナンバーカードのICカードに個人のデジタルIDが記録されています)。

そうなってくると、在宅ワークで必要な機材は、ノートパソコンだけではなく、プリンタとかスキャナとかファクシミリとか、それに加えて、あなたやお客様のデジタルIDを読み込むためのリーダーとか、そういった機器が必要になってきます。

でも通常は、そういう機密が大切な機器は、オフィスに準備されていて、自宅に持ち出しするには、危険な機器ばかりでしょう。

あなたの自宅に、上記なような大切な機器を、設置するとか準備するのは、手間や費用もかかりますし、在宅ワークをする社員にとっても、とても煩雑な作業に、なるでしょう。

今、まさに、多くの会社は、本来、オフィスに準備すべき事務や請求、発注作業に必要な機器を、あなたのご自宅に、あなたの責任で、準備させようとして、いるのかもしれません。

もし、ご自宅の機器が、故障するとか、盗難にあうとかして、うまく準備できなかったら、あなたが準備不足と評価されてしまって、不利になってしまうかもしれません。

在宅で、会社の作業をする、ということは、会社員にとって、とても難しい作業になてくるのでは、ないでしょうか。

7.まとめ

働き方改革は、会社の本体の固定費や経費削減と、あなたご自身の仕事のやりやすさを、模索する方法を、考える、良い機会でもありますし、会社の経費削減に、多大な貢献をすることに、なるかもしれません。

でも、あなたご自身にとっては、一歩間違えれば、会社の利益や情報の損失を、誘発する、仕事のやり方かも、しれません。

これから、新しい働き方を目指して、あなたはどういった方法を、選択しますか。

樋口研究室研究室は、数多くのお客様の、仕事のやり方を分析していて、あなたの考え方に、もっといいアイデアを提示することが、出来ると思います。

この機会に、樋口研究室を、活用するように、ぜひ考えてみていただきたいと、思っております。

■樋口研究室からメッセージ■

仕事を継続する行動はスポーツや運動で記録を伸ばしていく行動と似ています。スポーツ選手には必ずコーチがいて選手が間違った作業をしていないか、効率的に作業をしているか、常にあなたをアセスメント(観察)しながらアドバイスやサポートをしています。樋口研究室はスポーツだけでなく仕事をする時もコーチが必要だと考えています。ひとりで仕事を進めていくことは大切ですが日々の仕事の内容はひとりで太刀打ち出来ないほど複雑多岐で難しくなってきています。あなたご自身にコーチを採用してコーチと一緒に前進することであなたの前進力や行動力、突破力が二倍、三倍になると感じます。その結果、あなたが目標に到達する時間がひとりで行動するより二分の一とか三分の一に短縮されると思います。樋口研究室ではあなたのキャリア作りに役立つコーチングやセミナー、レッスンを数多く提供しています。この機会にぜひ樋口研究室をご活用いただけますと幸いです。

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