1.コーポレート(本社)に行けない外資系の社員たち
今朝の経済紙を拝見しますと、世界の各国で、感染症の増加に、歯止めがかかってきている、そう書かれていました。
現状では、世界中の、累計の感染者の数が、一番多いのが米国、二位がインド、三位がブラジル、四位がフランスであり、その勢いは、止まらない状況です。
外国製から、日本に輸入されてくる製品は、車、コンピューター、食品、工作機など、多種多様なものがあります。
しかし、その製品の作られている国は、まだ感染者の、多い国です。
外国の製品が、感染症になる前のような、量や品質や金額で、今後、日本に輸入されるのかどうか、経済のターニングポイントが、着ているような感じがします。
2.無くなってしまったラスベガスの巨大商談会
外国の製品は、グローバルで営業活動をして、製品が作られた本国以外の顧客に、販売されます。
そのため、外国の製品は、本社(本国)で作られた製品を、グローバルで各国に拠点の支社や子会社が作られ、各国で従業員を雇用し、その従業員が、外資系の会社員として、営業して販売して、利益が上がってくるわけです。
そのため、各国の外資系の会社員は、各国で、製品に関する製造や販促や企画や提案を、しないといけません。
しかし感染症の拡大は、グローバル間の、人の接触やコミュニケーションを禁止し、抑制し、減少させるものです。
外資系の会社員は、本国の営業のやり方(戦略や企画)を、正確に、各国の従業員に伝えないと、いけません。
そして、本国の戦略にあった活動を、各国の外資系の会社員は、製品の優位性や価値を示すために、各国の顧客や関係者に営業アプローチすることで、顧客や関係者の心をつかんで、製品の購買に結び付けないといけません。
しかし感染症が拡大していると、製品の優位性を、グローバルに伝える手段は、リモートで、ビデオとかカタログとかメールのような方法を使うなどして、営業の活動を行うことしか、できません。
日本の外資系の社員は、日本人の顧客の購買意欲を高めるために、販促とか教育、デモンストレーションのような形で、たとえば本国の研究所や工場に招待し、デモンストレーションするとか、教育するとか、そういう販促の手法を使って、製品の優位性をアピールしていました。
でも、この方法が、現在、使えない状態に、あります。
例えば、アメリカや欧州の巨大なコンベンション・センターやIR施設は、閉鎖されてしまって、上記のような販促活動が、実行できなくなっています。
日本の外資系の会社員は、グローバルな環境で、効果的な営業戦略することができなくて、ピンチな環境にある、と言っても、いいかもしれません。
3.感染症の時代では外資系の社員の評価や成果が下がる
2020年の10月から、日本からハワイ行きのANAの飛行機が、月に2回、就航するという情報が、流れてきました。
JALは、10月以前から、ハワイ在住者のための日本とハワイ便を、就航させているようです。
とはいえ、現地のハワイでは、感染者数が、日々、増加していて、いまだロックダウンの状態です。
日本人は、相手の国に渡航が出来ても、逆に、日本に戻ってこれないとか、戻ってきても、日本国内や相手国で、自主隔離措置が、必要な状況が続いています。
日本の外資系の会社には、本国から配属された上司が配属されていいますが、感染症が拡大した2020年の2月ごろに、早々と本国に帰って行きました。
ですので、日本の外資系の会社には、外国の上司が、一時不在の状態に、なっています。
日本の社員は、本国の上司やリーダーと、メールやカメラなど、リモートのコミュニケーションでやり取りしています。
日本人は、外国人の早口なネイティブに、苦手な人が多いものです。
目の前で、外人から早口で指示されて、一発で理解できない日本人が多いので、外人の指示がメールとかビデオのコミュニケーションになると、日本人はとりあえず「うんうん」と、うなずいていれば、その場をの乗り切れるかもしれません。
そういう意味では、本国の上司が、日本にいないことは、逆に日本の外資系の社員にとって、都合の良い状況かもしれません。
とはいえ、本国のグローバルな指示が、日本の社員に、うまく伝わらない状況が続きます。
最終的に、感染症の広がっているタイミングでは、日本の社員の成果や評価は、本国の思っている、ジョブ定義や目標と「アンマッチ」となってしまって、日本の外資系の社員の成果や評価は、下がるでしょう。
4.今後の外資系の社員のキャリアアップのやり方
コロナ後では、グローバルでビジネスのやり方が、政治的や地政学的に、変化が起きる可能性が、高まってきています。
たとえば、製品の製造の拠点を、各国に分散して作ると、その国で発生した台風や洪水、火事、地震など、環境や災害によって、その計画が、阻害されてしまいます。
また、開発した製品の、仕様やキュリティは、輸出や輸入する各国の、政治や貿易や知的財産の問題に抵触して、思ってもみない、経費の増大や、損失、流通の遮断が発生する時代です。
そう考えると、ご自身の、今後のスキルアップとして、何をポイントにすればいいのでしょうか。
例えば、グローバルとか、そういった将来のリスクが判断しにくい世界で活躍するよりも、自国の身近な、身の回りの社会や、小さな組織や家族に対して、その人たちに、クローズして個々にカストマイズして、喜ばれて、ビジネスにつながるような、スキルとか個別の能力を磨く方が、今後、有効になってくるかもしれません
5.最後に
自分は、「どこにいる」「だれの」「要望や願い」をかなえることが出来るのか。
それをよく分析されて、それを伸ばすような、ご自身のキャリアアップするのが、感染症を乗り越えた後の、私たちの、キャリアアップの姿のような、感じがいたします。
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