あなたが三菱東京UFJ銀行とか、みずほ銀行、三井住友銀行、そういうATMで使えるキャッシュカードを持っていると思います。このキャッシュカードは、セブンとかファミマとかampmなどのコンビニ端末で使うことが出来ます。携帯電話のSIMカードも銀行のキャッシュカードと似ています。でもSIMは、そのSIMを発行した会社の端末(携帯電話)でしか使えませんでした。簡単に言えば三菱東京UFJで発行したSIM(銀行カード)は、三菱東京UFJのATMでしか使えなくて、コンビニのATMでは使えませんでした。それが今回、SIMがオープンに解禁されることになって、どこの携帯会社の端末でも使えるようになるのがSIM解禁という出来事です。とても便利になるように思えますが、ひとつ前提があります。みなさんは多くの銀行口座を持っていると思いますが、携帯電話では、これと同じようにたくさんの携帯電話と契約してたくさんの回線を持っているわけではありません。ということは、今契約している携帯電話会社の長期割引や家族割引、その他のディスカウントをやめてまで、他の携帯会社(キャリア)に乗り換えるようなことはほとんどないということです。SIM解除というのは端末(携帯電話)を自由に取り替えることが出来る、そういうことなのですが、いかんせん日本の端末(携帯電話)は今のところどこの会社でも同じように優秀な性能です。日本の携帯電話はガラパゴスと言えども、非常に性能は高いのです。家族割引や長期契約ディスカウントがある限りは、その電話会社から離れることが出来ません。だから来年の4月まで待たずとも、今、割安で販売しているご自身のキャリアの携帯電話を買ってもそれほどソンをすることはないと思います。次にどんな機種がでるのかなあとか、悩むのも、一種楽しくて、いいかもしれませんが、今のバージョンでいいので高機能な携帯電話を手に入れて、新しいITの世界に踏み込むことが大切だと思います。ツイッターが苦手だとか、エバーノートはよくわからないとか、ユーストリームは嫌いだとか、そんなことを言っている時代はもう終わりです。バスや新幹線や飛行機を選ぶように、きちんと全てのIT機器やツールのメリットデメリットを研究して、上手に使い分けていくことが、今後の仕事や生活の質を高めていくために大切だと思います。