人はなぜ相手に会いに行くのか。密から逃れられない信頼と愛と絆の関係とは。

1.現地に行くことができない外資系の社員

今朝の、経済紙の第一面を、拝見しました。

東南アジアへ渡航する時には、感染のPCR検査で、陰性の証明書が、必要になるようです。

とはいえ、いつになれば、欧米の外資系の企業にお勤めの社員が、海外の本社や取引先に、渡航できるようになるのでしょうか。

これはもう少し、時間がかかりそうな感じです。

2.なぜ人は相手に会おうとするのか？

ところで人は、どうしても「密」になりそうな場所（本社とかお客様や家族のもと）に出向かないと、解決できない事象が、たくさんあります。

それは、仕事や生活の現場を見れば、すぐにわかります。

例えば、コンピュータの開発や製造のプロジェクトが、全くうまくいかずに、ものすごいトラブっている現場を、考えてみてください。

こういう状況では、開発の担当者や部長、役員たちは、全員、お客様の現場（開発ルーム）に出向きます。

プロジェクトが火を噴いて、炎上している状況です。

そんな時、テレワークの時代だからといって、プロジェクトの担当者が、カメラやテレビで現場の様子を見ていたりしていると、仕事を成功させないといけない顧客は、もっとイライラして、ついには怒り出してしまうでしょう。

火事場の現場では、何も手助けできないことがわかっていても、とにかく全員、現地に出向いて、常駐するとか、泊まり込む。

そうでないと、問題の打開につながる、信頼とか、担当者のモチベーションアップに、つながらないでしょう。

3.歓びや悲しみの気持ちはテレワークで癒（いや）せない

次に、お子様が生まれる時を、考えてみてください。

テレワークの時代になったとはいえ、旦那さんが奥さんの出産の様子を、カメラやテレビで見ながら心配しても、出産で苦しんでいる奥さんは、少しも嬉しくないでしょう。

出産のときは、旦那さんが、奥様の手を、しっかり深く、ぎゅっと握って、がんばれとか、しっかりとか、そういうふうに汗水とばしながら、応援してほしいと、感じているように思います。

上記と、逆の事例ですが、不幸にして、ご家族やご親族のどなたか、お亡くなりになりそうな時。

テレワークの時代になったからといって、カメラやテレビで、ご家族やご親族の、息をひきとる瞬間を、見たとしても、周りの人は、誰も幸せにならないでしょう。

こんな時は、親族や関係者が全員集合して、亡くなった人の冥福を祈りながら、大声で泣くとか寂しがって叫ぶのが、本来の姿だと思います。

4.信頼や愛情は、血と汗と吐息から生まれてくる

人間は、怒りとか感激とか歓びなど、感動の瞬間には、当事者どうしが、きちんと集合して、そして密になって（寄り添って）、お互いに、血や汗や吐息を感じ合う。

それで初めて、相手や当事者に対して、信頼や愛情、絆（きずな）が、生まれてくるように、感じます。

そういう意味では、「密」と信頼や愛情、絆（きずな）は、切り離すことが出来ない、関係にあるように、感じます。

ですから、仕事や生活の現場では、相手と会うとか、現場にいくとか、そういう行動が大切、なのかもしれません。

私たちが、本当に喜びや悲しみを感じることが出来る。

今までのように、密が可能な状態に戻る。

そうでないと、信頼や愛情や絆は、生まれてこないように感じます。

5.そんな時こそ自分を成長させる努力が大切

とはいえ、あなたが何もしないでいると、仕事や生活の現場でも、満足感が少ない、儲から（売上が上がら）ない、充足感がない、そして物足りない。

そんな状況が、ずっと続くような、感じがします。

仕事や生活の現場で、物足りないと感じたら、それは、あなたご自身で、リカバリーすることが、大切だと感じます。

まずは、将来の自分の設計を、しっかり考えながら、自分の心の安定を、目指しましょう。

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