オフィスでの一日

読書しました。年金をもらいながらお金を稼ぐスキルを身に付ける。

将来を年金だけで暮らせるか。

この本の著者によれば、年金収入だけで老後は十分暮らせるといいます。

なぜそういえるのか。その裏付けデータが詳細に示されています。

年金は破綻しない!?

年金は、国民の全員に一度に支払うものではないので、原資がゼロになってしまうことがないと言います。

また年金の維持のために、政府が(1)保険料アップ(2)給付金の減額(3)支給スタート年令の引き上げ(4)国庫でテコ入れ、など施策を実施するため、年金の破綻は無いと言います。

定年後に必要な経費はダウンサイジング出来る。

この本の著者は、定年後の生活スタイルに合わせて、ご自身のお金の使い方を変えていくと、年金だけで経費を賄(まかな)えると言います。

たとえば食費は「献立」を決めてスーパーにいく。

日用品は「まとめ買い」をしない。

教育費はどういう理由で高い学費の私学に行かせるかよく考えてみる。

介護や医療で、必要になるお金は、日本の優秀な「雇用保険」と「健康保険」のおかげでかなり出費が減る。

国政には、経費削減の、有効な仕組みが、たくさん存在するので、しっかり学んで、利用しようと言います。

年金の不安をネタに、銀行や証券、郵便など金融業者が、商売をする。

老後に2000万円必要という数字は、高齢者に、不安をあおるのに十分な数字だと、いいます。

この数字を商材にして、高齢者に、金融商品を販売する、そう分析しています。

業者が不安をあおりますが、それを無視して、ご自身が、きちんと経費や支出をコントロールすれば、年金だけで十分に生活できるといいます。

年金の範囲で自分のライフスタイルを描く。

この本を読だあと、年金の額に一喜一憂する気持ちが、とてもよくわかりました。

とはいえ、ご自身の、年金収入や退職金(加算金)収入、資産、負債を、一度、洗い出して、自分の資産を把握(負債しかない方もいるでしょう)することが、年金を上手に使うための、第一歩かなあ、とか、感じました。

そして、今の資産をもっと大切に使うとか、資産を目減りさせないように、定年後もきちんと商売をして、少しでもお金を稼ぐ作業が大切だ、そういうことが、わかりました。

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