ちょっといい話

準備のための準備作業が大切

 

こんにちは。樋口研究室・認定ITコーチの、山本隆之(やまもとたかゆき)です。

どんな時でも、事前の準備は重要です。お客様を訪問する時は、事前にどの交通機関を使えば時間どおりに到着できるか考えます。飛行機が飛ぶ時も、事前に十分な燃料を補充して飛びます。TOEIC(英語)のテストでは、事前に教室の窓を締め切って、静かな環境を作ります。

今回は、私がコーチをしているとき、どんな事前の準備をしているか、それを振り返りながら、成功する行動や思考の方法を、考えてみたいと思います。

私はITコーチですが、ITエンジニアでもあります。ですから、急な会議やトラブル対応など、避けられない作業が頻繁にオ発生します。でも私が、相手の方とお話しましょうと決めた日程を、頻繁に変更していたら、相手の方は、コーチはスケジュールの守れない人だとか、信用出来ないコーチだとか、そう思われると困ります。

ですから私は、2週間前から、自分のスケジュールとにらめっこしながら、みなさんとお話する日程を、きちんとキープできるように、スケジュール調整を始めています。

相手の方と、ゆっくりお話するためには、誰にも邪魔されない会議室や時間帯を、確保しないといけません。keitaidenwa.jpg

とはいっても突発的なトラブルというのは、起こるものです。ですから、相手の方と、万が一、会えない状況になっても、すぐに連絡の取れる手段を持っておくことが、大切です。

そのために私は、相手の方とお話する時だけに使う、コーチング専用の携帯電話やメールアドレスを持っています。会社や家族の伝言が、この電話やメールに着信することはありません。お客様専用のホットラインです。到着するメールは、ワープロや画像ファイルなどもありますので、携帯電話は、スマートフォン(ハンディターミナル型)です。

私の知っている、あるTコーチは、自分の家に防音室を持っている方がいます。この防音室は、楽器を演奏するための防音室ではありません。なんと、お客様と静かに電話するために使う、防音室だそうです。なんと費用がかかることでしょうか!

でも準備のためには、お金を用意することも、重要かもしれないですね。準備のために気前良く(出来る人だけでいいです)お金を使うのも、その先にある作業を成功させるために、重要なのかもしれません。

準備作業というのは、地道な作業ですが、これを毎日、しっかりキープし続けること。これが、相手の信頼関係に結びついていきます。

でも準備作業は、優先順位の高いイベントが勃発すると、真っ先に割愛される。そんな宿命を持っています。仕事の案件が増えてくると、準備作業をすること無しに本番に突入する。みなさん、そんな経験を、たくさんしているのでは、ありませんか?

現実は厳しいですが、でも常に、準備の作業が割愛されないために、どんなことをしたらいいのか。忙しくなる前に、自分のやりたいことを、どうやってキープするのか。そういう考慮を、忘れずやっておいてほしいと思います。これはいわば、準備のための準備作業です。これを意識しながら、仕事をすると少しづつですが、成功するケースが多くなってくると思います。

みなさんも、準備のために準備する。このキーワードを、頭に入れながら、毎日の仕事をやって、明るい未来を、うまくゲットしてほしいと思います。

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