1.読書しました
この本には、将来に向けて5Gがどのように生活に関係してくるのか、詳しく解説されています。
そして、5Gの普及については、いくつかの、かなり難しい障壁があることが、わかりました。
2.スマホはあるけどアンテナ(電波)がない
感染症が、落ち着くのか、落ち着かないのか、まだ不明の、2020年の10月ですが、スマホや携帯電話のキャリアが、新しく売り出す製品は、ほとんどが高速の「5G」対応を、うたっています。
だったら5Gって、どれぐらい便利なの?試してみたいのですが、東京も大阪も、アンテナがほとんど整備されていないのが、現状です。
ですので、現時点で、新しいスマホを買えば、5Gの電波は使えるけれど、その電波が飛んでいなくて、5Gの機能は宝の持ち腐れになってしまうのが、現状のようです。
3.新しい5Gの環境を競技場にたとえてみる
5Gを陸上競技のフィールドにたとえると、現在のスマホの電波が、5Gに変化していくということは、200Mのトラックしかない競技場が、ランニングだけでなく、走り幅跳びや砲丸投げなど、数多くの種目を収容できる競技場に、変化していく、ということが、わかります。
とはいえ、スマホで動画を見る時に、ダウンロードの速度が5倍になる。そういうことが5Gのメリットと言われていますが、ストリーミングで見るYouTubeの動画や音楽データは、今持っているスマホ(5Gではない)で、それほど、問題が起きていないようですね。
本書では、5Gのメリットは、速度だけでなくて、低遅延とか、大量同時接続が出来るところが、おおきなメリットだと、解説していて、車の自動運転や、手術の遠隔操作、建築機器の自動オペレーションに、活用されるといいます。
スマホの需要が爆発して、アプリだけでなく、定期券やキャッシュレス決済、IDカードとして、普及したように、その活躍する電波のフィールドが、超高速で低遅延で大容量で同時多数接続ができるフィールドに変化することが、スマホで5Gを使うということです。
なかなか、今の時点では、それがなぜ5Gがいるのか、ピンとこないかもしれないですね。
4.まだ存在しない5Gアプリ
現時点では、この5Gをフルに活用した、アプリや使い方が、無い状態です。
ですが、既存のスマホの電波で、それでいいやと、満足していると、将来の高度なビジネスの変化に、付いていけなくなると、いいます。
まずは、これからのスマホのアプリは、5Gのフィールドできちんと動くようにして、それから、5Gの付加価値を発揮できるスマホの使い方を、模索していくことが重要だと、この本は、記述されています。
この本を読んでみて、5G活用の道のりは、まだ長いだろうなあ、、という感じが、しました。