1.会社員は台本に合わせて演技する俳優に似ている
会社員(従業員)というのは、会社や組織といった舞台で演技する「俳優」に例えられます。その舞台で使われる「台本」が、いわゆる会社の「経営方針」です。
ですから会社員は、会社の経営方針を詳しく知って、その台本(内容)に合わせてしっかり仕事が出来ないと、いくら頑張っても、上司から良い評価がもらえません。
2.あなたの経営感覚度をチェックしてみる
では今から、あなたがご自身の会社のことをどれだけ知って仕事をやっているか、経営感覚度をチェックしてみましょう。以下の設問を読んで、自分に当てはまるものにチェックを入れてみて下さい。
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社長が期初(年初)に言っていた会社方針を復唱できる。
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自分の所属する部署の売上高を言える。
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自分の担当しているお客様の売上高(経営内容)を言える。
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自分の会社の株価や日経平均、TOPIXの動きを知っている。
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社長(役員)の給料はどのようにして決められているか知っている。
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なぜ頻繁に組織や体制の変更をしているか理由がわかる。 |
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コスト削減で真っ先に教育費が削減される理由がわかる。
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家や車の返済でボーナス加算をしているとまずい理由がわかる。
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能力が高くても昇進や昇給できない理由がわかる。
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会社が心の病気対策に躍起(やっき)になる理由がわかる。
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従業員が税金や年金の計算をしなくてもよい理由を知っている。
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3.もし、あなたのチェックした数が少なかったら
チェックを入れてみて、その数が5個以下だったら、ご自身の仕事のやりを見直す良い機会です。ご自身の会社がどういった物やサービスを販売して売上げを得ているのか再度見直す、そして売れた対価があなたの報酬(給料)になっている、これらを意識しながら仕事を継続していくことが大切です。
会社は「会社に貢献」している社員だけを昇進や昇格、昇給をさせます。上記のことをいつも考えながら仕事をすることが、会社で成功していくために、とても大切な戦略になります。
4.将来のご自身のリスクに備えて準備する
会社員や従業員には、昇進や昇格に伴って業務や責任や分担が変わるとか、急な配置転換や減給があったり、不景気でリストラされる、転職するとか、起業する、そういった変化が付きまといます。