学校から帰ってきた自分の息子さんや娘さんに、今日の様子をたずねてみたいと思った時、「授業はよく理解できたの?」とか「今日の調子はどうだった?」、そういう問いかけをしていませんか?
もしそうだとすると、ただちに子供から「びみょう・・」とか「べつに・・」、「そこそこ・・」、そんな言葉が返ってきます。
子供に問いかける時は、漠然とした言葉で返せない問いかけをする。これを頭に入れながら会話をして下さい。
例えば「授業の出来映えは『何パーセント』なの?」とか「今日の調子を色に例えたら『何色』なの?」、こんな感じの問いかけです。
そうすると、子供が気分がいいなと感じていたら、100パーセントとか黄色、そういう明るい言葉が返ってきます。子供があまり気分良くないと感じていたら、20パーセントとか灰色、そういう暗い言葉が返ってきます。
子供の様子をうまく引き出すのも引き出せないのも、あなた(親)の問いかけのやり方ひとつで決まります。部下やメンバーの気持ちや思いを引き出すのも、あなた(上司やリーダー)の問いかけひとつで決まります。
どうやれば、もっと上手にコミュニケーションが出来るだろうか。ぜひ樋口研究室に来て、考えてみてはいかがですか。
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