ビューチェンジ手法の概要。

樋口研究室のビューチェンジ手法とは?

1. ビューチェンジとは?
2. ビューチェンジの仕組みは?
3. ビューチェンジの活用事例は?
3.1  ビジネスや企業価値の向上に活用するビューチェンジ
3.2  コミュニケーションの活性化に活用するビューチェンジ
3.3  決断を下す時に活用するビューチェンジ
3.4  キャリア設計する時に活用するビューチェンジ
4. ビューチェンジを採用するには?

1.ビューチェンジとは?

ビューチェンジ(*1)とは、「目」、「耳」、「心」、「脳」など人や物に接する時に活用する使う人間のインターフェイスを上手に活用し、効率的に頭を回転させ、そこから現状を打破する方法を考えたり、まだやったことのないユニークな行動を生み出すための、発想の転換や、クリエイティブ思考を行う手法のことです。

生まれつき「頭の回転が速い」という人は、いらっしゃると思いますが、実は稀(まれ)です。頭の回転が速い人は、仕事や生活、教育などの、人生経験の中で、何かしら自分の頭の回転が速くなるようなクセがついていたりトレーニングされています。ビューチェンジの手法を使って、そういクセをつけたり練習することが出来ます。

(*1)「ビューチェンジ®」という名称は、樋口研究室の商標です。

2.ビューチェンジの仕組みは?

頭の回転を速くするにはコツがあります。ビューチェンジでは、いつも「3」という数字の活用が、キーポイントになってきます。樋口研究室では、事実や事象を立方体の箱に入れて眺めるようにしています。立方体は「3つの方向に伸びるベクトル(軸)」で作られています。それを上から眺めたり、横から眺めたり、逆さまにして眺めたりすることで、これまでとは違った発想や方法を探し出していきます。

図:ビューチェンジのキーストラテジーは「3」という数字

3.ビューチェンジの活用事例は?

これからビューチェンジの手法を「ビジネス」「コミュニケーション」「決断」「キャリア」という内容に活用した事例を紹介します。ここに書かれた内容は、あくまで一例ですので、みなさんがビューチェンジの使い方を憶えて活用できれば、ここに挙げた例より、もっと効率的で生産的な発想になるかもしれません。

3.1 ビジネスや企業価値の向上に活用するビューチェンジ

社員に「頑張ってもらう」「やり切ってもらう」、そんな曖昧な気持ちに頼るだけでは、会社に貢献する社員を創ることは出来ません。社員が、以下に説明する「行動キープ(継続)のための3つのビュー」というビューチェンジの方法を使えるようになることで、会社に貢献する社員が生まれてきます。

ひとつ目は、社員が企業を取り巻く周辺に「貢献」するビューを持って行動することが大切です。社員ご自身が、自分の行動が会社や組織、体制の利益アップにつながっていると感じ始めると、その行動を継続したいという思いが、強くなってくるからです。

ふたつ目は、社員の行動を、いつも正しく「評価」されるビューで査定されるように、組織やグループの体制作りが大切です。会社だけでなく、会社を取り巻く第三者から高く評価されている社員の行動は、継続させることが、社員ご自身の価値を高めることになるからです。

みっつ目は、社員ご自身が、常に自分の行動に「満足」しているビューを持つことが大切です。会社やビジネスに貢献する行動が楽しい、お客様や家族に喜ばれる行動は気持ちいい。そういう充足感を味わえると、社員ご自身だけでなく、従業員全体が、ずっとその行動を継続していきたい、そう感じるようになるからです。

樋口研究室では、行動キープの3つのビューを、社員ご自身に具体的な行動に移してもらうことで、社員ご自身がモチベーション高く、パフォーマンスアップ出来るように、人材育成をすすめています。

図:行動キープ(継続)のための3つのビュー

3.2 コミュニケーションの活性化に活用するビューチェンジ

社員やプロジェクトメンバー、お客様の全員が、納得してコミュニケーションする状態。これは企業にとって理想的な環境であり、社員の満足度がアップする状態です。

しかしコミュニケーションに交わる人々は、それぞれ知識レベルが違いますし、育った環境も異なるので、会話の内容に納得するかどうかは、会話に参加する人の経験や考え方によって違ってきます。そのため、会話の内容のみにこだわってコミュニケーションしていると、認識の相違が多くなり、不和も生まれます。

しかし、出来るだけコミュニケーションに参加するメンバーの納得感を高められるように、会話のやり方を、工夫することはできます。それを手順化したものが「コミュニケーションの質をアップさせる3つのビュー」というビューチェンジの使い方です。

ひとつ目は、相手の耳に焦点(ビュー)を当て、伝えたい言葉が正確に相手の耳に「届いているか」どうか確かめる行動が重要です。相手がメールを打っている、こちらを向いていない、何かに気をとられている、こういう状況では、伝えたい言葉は、相手の耳に、入っていないからです。

ふたつ目は、相手の脳に焦点を当て、伝えたい言葉の内容が、相手がきちんと頭(脳)の中で考えて「理解しているか」どうか確かめる行動が重要です。相手が、うなずいているとか目を合わせている、メモを取っている、そういう動作が見られれば、あなたの言葉が、きちんと相手の頭に入っています。

みっつ目は、相手の判断に焦点を当て、あなたの伝えたい言葉に「納得しているか」これを確かめる行動が重要です。相手は言葉の内容が、自分に有益な情報なのか無益な情報なのか、判断したいと思っています。こういう時は「伝えた言葉をどう思っているか」「納得できるものなのか」それを謙虚かつ素直に尋ねる行動が、大切です。

以上のようなコミュニケーションを続けることが出来ると、コミュニケーションの品質は、自然と良くなります。

樋口研究室が実施するコンサルティングやセミナー、ディスカッションでは、コミュニケーションに参加する全てのメンバーが、上記のステップを忘れないように、指導や指示をするようにしています。

図:コミュニケーションの質をアップさせる3つのビュー

3.3 決断を下す時に活用するビューチェンジ

仕事の経験を積み重ねると「その時点では正しい決断も、将来にわたって正しい決断とは限らない」ことが分かってきます。素早い決断こそビジネス活動では、最も重要な行動です。タイミング良く正しい決断を下す。この時に使うのが「決断するための3つのビュー」というビューチェンジの使い方です。

ひとつ目は、決断の対象を「事実」というビューで観察し、決断の正しさを判断します。誰かの想像ではないか?仮定ではないか?思い込みではないか?こういうものに決断を下しても、それが消えてなくなると、一瞬にして無効になるからです。

ふたつ目は、決断の対象を「継続」ビューで観察し、決断の正しさを判断します。一瞬や一過性で終了してしまうものに決断すると、失敗が判明した時に、軌道修正できなくなるからです。

みっつ目は、決断の対象を「保障」ビューで観察し、決断の正しさを判断します。決断の内容に顧客やメンバーが反対したら、孤独な状況が続きます。しかしそれが社会全体のコンセンサスが得られる決断なら、会社やビジネスに貢献する決断になるからです。

樋口研究室では、正確かつ迅速な決断や決定が、ビジネスに大きな成果をもたらすことを、常に社員に考えさせながら、人材育成を進めています。

図:決断するための3つのビュー

3.4 キャリア設計する時に活用するビューチェンジ

社員ご自身が、自分のキャリアを上手に設計して、明るい未来を手に入れる。そういう社員に対するサポートが出来る企業が、社員に愛され、社会に貢献し、継続的に成長する企業になります。

そういう社員に育つために、社員ご自身に持ってほしいのが「手に入れるための行動三角形ビュー」というビューチェンジの使い方です。

ひとつ目は、社員が一番重要だと感じているものが「利益」というビューに入るかどうか、真剣に考えてもらいます。会社は、利益や富、発展を追求する人の集まりです。利益の考え方と、自分のスキルや知識向上、業務品質のアップのバランスを目指す社員は、結果的に企業に利益をもたらします。

ふたつ目は、社員が一番、重要だと感じているものが「感動」というビューに入るかどうか、真剣に考えてもらいます。地域やボランティア、コミュニティ活動は、同じ感動や一体感を求める人の集まりです。このような価値観を持つ社員に対して、企業がそれを手助けする支援をしてあげられると、社員は速いスピードで会社に貢献する人材に育ちます。

みっつ目は、社員が一番、重要だと感じているものが「愛情」というビューに入るかどうか、真剣に考えてもらいます。家族や親族、恋人などは、愛情あふれる人の集まりであり「手放したくない」「近くに置いておきたい」という人間性を感じることが出来る最適な場所です。社員の育成や評価のプロセスに、愛情の発想を持つことが出来る管理職やリーダーを育成することが出来ると、その配下にいるメンバーの活力は向上します。

樋口研究室では、その社員が、心の底から獲得したいと思っている個人のテーマに焦点を当て、個人のテーマと企業のテーマのバランスを取ることが出来る人材育成を目指しています。

図:手に入れるための行動三角形ビュー

4.ビューチェンジを採用するには?

みなさんが、ビューチェンジの使い方を習得するとか、ビューチェンジの手法を使って会社に貢献する人材育成をする方法は、以下のようにふたつの方法があります。

1.講演会や研修でビューチェンジを学ぶ

社員の皆様や個人のお客様がトレーニングを受けて、ビューチェンジ手法を身に付ける方法です。樋口研究室のCA(キャリア・アーキテクト)が講演会や社員研修、セミナー、個別指導などで社員様にトレーニングを提供します。 詳細は、こちら>>

2.個別コンサルテーションでビューチェンジを学ぶ

人材育成の対象者である社員や個人のお客様が、樋口研究室のコンサルティングを受けて、現場で実践的にビューチェンジ手法の活用方法を学びます。お客様の仕事の状況を分析しながら、お客様の特性に合わせて、生産性やリーダーシップの向上、部下の育成方法、効率的なセールス方法などにビューチェンジの手法を応用する方法をコンサルテーションします。 詳細は、こちら>>

上記のどちらの方法を採用しても、ビューチェンジの手法が身に付いてくると、お客様の行動力アップや会社の貢献へと繋がっていきます。ビジネス戦略や、組織やチームの運営方法、予算によって、様々なビューチェンジ手法を使った、人材の育成方法がございます。ぜひ一度、樋口研究室の「人材育成ご相談会」に、お越しいただけますと幸いです。

相談会は、お客様のご要望により、随時、開催いたしております。以下のフォームを、お客様のメールに、コピー貼り付けして、樋口研究室までご依頼いただけますと幸いです。

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メールアドレス:info@higuchi-lab.com
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