ちょっといい話

樋口コーチへ突撃インタビュー。

今回の記事は、ビジネスサイトに掲載された樋口研究室・代表の樋口コーチに、人材育成ノウハウについて、記者のインタビューを交えて紹介してみたいと思います。

記者のペンシル。

樋口コーチはITエンジニア出身だそうですが、そのご経験は多彩だと聞いてます。原点は何でしょうか。

子供の頃から物が動く仕組みに好奇心がありました。目覚まし時計を分解して構造を調べるとか、ゲームセンターの店員さんに頼んでボールが1個入ると10個出てくる仕組みや3本の指で景品をつかむ仕組みを見せてもらって研究していました。中古のパチンコ台を買ってきてチューリップの開閉の仕組みを調べた事もあります。色々なものに好奇心持って眺める。これが私のエンジニア経験の原点にあると思います。

樋口コーチ。
記者のペンシル。

樋口コーチがITエンジニアの仕事をするきっかけは何だったのでしょうか。

大学生の頃、8bitパソコン(初期のパソコン)を見て好奇心を持ちました。機械ではなくソフトが動いて絵や音を出しています。大学では法学部を専攻していましたが、日々コンピュータの仕組みばかり眺めて遊んでいました。その頃からコンピュータ企業に就職しようと考え始めました。

樋口コーチ。
記者のペンシル。

樋口コーチが人を育てる分野に興味をお持ちになったのはいつ頃でしょうか。

大学でサークル活動をやっていた頃です。私は「法学」ならぬ「邦楽(ほうがく)」サークルに所属していて自分で貯めたお金で津軽三味線の教室に通っていました。3年間練習して師匠から教室開設の許可(免状)をもらいました。学生なのに生徒からお給料(月謝)をもらって津軽三味線の指導をしていました。指導の品質が悪いとお客様はすぐ退会してしまいます。でもきちんと指導する技術を持っていれば相手は喜んでくれる。そういうものが「スキル」かもしれない、そう感じ始めました。スキルを保有(育成)してそれを伝授(教育)することが大切だ。そういう発想はこの頃に芽生えたように思います。

樋口コーチ。
記者のペンシル。

樋口コーチは日本アイ・ビー・エムのご出身だそうですが、どういう仕事をされていたのでしょうか。

卒業してすぐ日本アイ・ビー・エムに入社して銀行のCD(現金自動支払い機)やATM(現金自動預け入れ払い機)を制御するメインフレーム(大型コンピュータ)を担当するSE(システムズ・エンジニア)になりました。コンピュータが停止したらマスコミがやって来るのでコンピュータの操作室の手前でマスコミ担当者の入室を阻止するのが大変でした(笑)。その後、メインフレームとオープンシステム(コンピュータの製造会に依存しないシステム)、パソコンなどを連携(組み合わせ)させるシステム構築を数多く手がけました。ですから当初、私の仕事が人の育成だったかというと、そうではありませんでした。

樋口コーチ。
記者のペンシル。

樋口コーチが人材育成の事業を起こそうと思ったきっかけというのは何だったのでしょうか。

私はアーキテクト(システムの全体を設計する技術者)出身ですので自分の成果を他の別のところで使えないか、常に考えて仕事しています。自分の成果をお客様に伝えて使ってもらうには、その価値を相手に判断出来るように文字や図表だけでなく手順や方法など、第三者に伝えていく仕組みに表現されていないといけません。そういった作業をずっと進めていくうちに樋口研究室のようなコミュニティ活動や、雑誌や記事など情報発信、ITコーチング手法(樋口節夫著・技術評論社「ITコーチング入門」)のような人材育成の仕事ややり方は、IT業界だけではなく、金融業や製造業、流通業、社会福祉、行政の現場でも、業種にかかわらず共通に使える。そういう考え方に、集約されてきました。そして22年間勤めた日本アイ・ビー・エムを辞めて、今の会社を作ろうと考えたわけです。

樋口コーチ。
記者のペンシル。

樋口研究室のホームページや記事を拝見しますと、たびたび「ビューチェンジ」という言葉を目にします。これは何のことでしょうか。

ビューチェンジ(※)」というのは問題を解決するときに使う「発想を転換させる手法」に付けた名前です。会社や生活の現場で課題が発生した時、旧態依然の知識や経験にこだわっているとなかなか最適解が出てきません。こういう時に事象(事実や出来事)を色々な角度から眺めます。そこからクリエイティブに解決策を生み出す手法がビューチェンジです。

(※)「ビューチェンジ」は樋口研究室の商標登録です。

樋口コーチ。
記者のペンシル。

私達がこの「ビューチェンジ」を身に付けるメリットは何でしょうか。

今、どの企業も、働き方改革や販管費削減、人事や組織改革など、企業再生の道を模索しています。また企業に勤める皆さん(社員)もご自身の仕事のやり方を見直さないといけない時期に来ています。しかしきっかけがつかめずモチベーションダウンを招いて閉塞間を生む状態が続いています。これを放置していると離職者も多くなり優秀な人材を獲得できなくなってしまいます。しかし社員ご自身が自分の行動や考え方にビューチェンジを使えるようになると、社員自ら解決策を生み出し、それを自分の職務に応用出来るようになります。結果的にそれが会社に活力をもたらし利益を生み出します。

樋口コーチ。
記者のペンシル。

仕事に貢献出来る自分を作る。この能力開発の手法が「ビューチェンジ」の狙いなのですね。

そのとおりです。会社に勤める社員というのは、自分の勤める会社の社員を見ながら成長していきます。社員にパワーがあって始めて自分にもパワーが出ると思うものです。会社に活力を与えるには社員の行動力や発想力を高めることです。そのツールとしてビューチェンジを使っていただきたいと思います。弊社はビューチェンジを応用した研修や教育サービスを数多く取り揃えております。また技術者育成について実績が豊富です。樋口研究室では、会社や社会、そしてご自身の生活に貢献出来るようなご自身を作り出すためにに、専任コーチング(トライアル・コーチングお申込み)や教育セミナー(セミナーお申込み)の色々なサービスを提供しています。機会がありましたら、ぜひご活用いただければ幸いです。

樋口コーチ。
記者のペンシル。

本日は、どうもありがとうございました。

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